|
鍼灸は日本において古来から頻繁に用いられている医療の一分野ですが、アメリカにおいては、ニクソン訪中の頃から急速に広まりました(「鍼灸の歴史と未来」参照)。ニューヨークから日本に出張中に当針療所に治療に来られた方は、定期的に鍼灸治療を受けておられ、「多くのアメリカ人にとって「alternative
medicine(鍼灸を始めとした代替医療)」は「so popular(良く知られている)」と仰っていたし、知り合いの留学生の友達からは針治療に通っている友人がいる、とも聞きました。本当にこの2〜30年間で急速に普及したようです。
従って、その急速に広まってきた「新しい」医療が果たしてどれほどの評価に値するのか、という問題については、日本よりもアメリカの方がはるかに敏感に反応していると言えます。鍼灸の研究機関や医師らが個別に研究し、その成果を発表することは頻繁に行われていますが、あらゆる分野の研究者が国家規模で一同に会して、客観的に討論を重ねるという機会は、日本においては残念ながら設けられていません。そういった意味で、米国における文献には特筆すべきものが多く存在するのです。しかもそれは、研究者に対してのみでなく「鍼灸治療を受けようとする国民のために正当な評価を発表すること」にあるのです。それはまさにこのホームページの趣旨と同じである、と言っても過言ではありません。我田引水ではない客観的評価こそが、鍼灸の普及と偏見の除去に繋がると思うからです。
そこで、米国における文献や評価を材料にして、鍼灸を始めとした代替医療は客観的にどれくらいの評価に値するのか、を判断していただきたいと思います。
|